逆子だった僕から伝えたいお腹に赤ちゃんを宿しているひとたちへ

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逆子とは、子宮内で赤ちゃんの頭が下ではなく上を向いた状態で生まれてくる子のこと。

どうも、最近ブリスベンのシティからインドロペリーに引越してきました、ミロクです。

今日は自分語りと妊婦さんとその周辺のひとたちへ想いを綴ります。

ぼくは北海道で生まれたのですが、よく母親からこんな話を聞かされてきました。

「あんたはケツから出てきたのよ」

いや、そりゃ誰しも母ちゃんのケツから出てくるだろうよとツッコミを入れたのですがどうやらそういう訳じゃなく。

赤ちゃんは普通頭から出てくるところをぼくは何を勘違いしたのかケツから出てきたらしいのです。生まれた瞬間から身体はったギャグをキメるスーパーベイビー。もしくはただただ世知辛い世界に出たくなかった根っからの引きこもり体質か。

そのせいもあってぼくは産声をあげませんでした。お医者さんに取り上げられ、足を持って逆さにされ、ケツを叩かれまくってようやく泣いたそうです。

子宮内はゆとりがあるので赤ちゃんの頭が上を向いたり下を向いたり頻繁に繰り返すそうです。赤ちゃんの頭は成長して大きく、重くなるので自然と下を向いたまま固定されるのが普通なんです。

子宮や胎盤に異常があったり骨盤が極端に小さくない限りは逆子にはなりません、出産時まで逆子の状態が続く確率は3%〜5%らしいんですけど

3%〜5%の確率を神引きしたぼくは何らかの特殊能力を持って生まれたとしてもおかしくなくないですか？

そして世界を救ったとしてもおかしくなくないですか？

しかしぼくの場合ははっきりとした原因がありました。

ぼくの母親はエアロビクスが好きだったんですねえ。

ぼくを腹に入れたまま踊り狂ってたんですねえ。

「あんたもお腹の中で踊ってたんだよ」

やかましゃあ。

いまでは逆子を正しい位置に戻す方法がたくさんあって、体操とかお灸とかツボ押しとか、もうそこまで心配する必要もないかもしれないのでご安心を。

ぼくの友達はお腹に赤ちゃんを入れたままクラブとかライブに行ってましたね。批判するひともいたけど別にお酒も飲んでなければタバコも吸ってないし副流煙とかにも気をつけてたしなにより赤ちゃんはもう生まれて健康体そのもの、意外と大丈夫なものなんだなって感じです。むしろなんらかの音楽の才能を持っていそう。

でもお腹を大きくした状態でタバコ吸ったり酒飲んだりしてる姿はなんか嫌ですよね、赤ちゃんへの悪影響とかはよくわからないんですけどあの嫌悪感はなんなんですかね、なんかこう、醜いですよね。いやいたんですよ大学の遠い先輩に、ぼくが旦那なら止めますね。

赤ちゃんをお腹に入れたままいろいろやったり行ったりしても意外と大丈夫だよって無責任なことを言ってますけど、過度に神経質になる必要もないよってことを伝えたいです。まわりも、ずーっと緊張感あったら疲れちゃいますもんね。

ぼくは逆子で、生まれた瞬間死にかけたけど、いまでは健康なことしか取り柄がないぐらい身体は丈夫だし元気です。いやーありがたい、特殊能力はないし世界も救えないけど特別病気もしない。

そんなことより名前を考えてください。

名前は親から子への最初の手紙です、人生をかけてゆっくり子が親の願いや想いを読み解いていくもの。まあぼく自身キラキラネームをギリギリかすってるんですけどね！名前のことについてはまた別の機会に語りたいと思うので今日はこのへんでおしまい！