豪で最低賃金引き上げ!オーストラリアの時給は日本の2倍!?
オーストラリアの労使裁定機関フェアワークス委員会(FWC)が2017年7月1日から最低賃金を3.3%に引き上げると発表しました。
どうも、オーストラリア在住のミロクです。
よくオーストラリアワーキングホリデーに出稼ぎに行くという表現を目にします。それもそのはず、オーストラリアの時給は日本よりもかなり高い。さらに今回、最低賃金が引き上げられるということでそのへんの事情をシェアしたいと思います。
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豪最低賃金、7月から週695$ 3.3%引き上げ、休日手当は延期 - NNA ASIA・オーストラリア・雇用・労務 https://t.co/oQupZ7QZN0
— 細川 隆好 (@hosotaka) 2017年6月9日
目次
今までの時給
賃金が引き上げられる前のオーストラリアの時給は17.70ドル。日本円にしておよそ1470円。また、週38時間労働で672.70ドル、日本円でおよそ55,900円とかなり高いですね。
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改定後の時給
オーストラリアの最低賃金は1時間17.70ドルから18.29ドルに引き上げられました。18.29ドルは日本円にするとおよそ1520円。
日本は地域によって最低賃金が異なります。ぼくは北海道出身で、厚生労働省によると北海道の最低賃金は786円。ほとんどダブルスコアの差をつけているのがわかります。
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改定後の反応
今回の決定はオーストラリアの労働者、またワーホリメーカーにとっては嬉しい知らせですが、小売業界、企業側は「破壊的な決定」として強く反発している様子。そりゃあそうですよねぇ。日本でも最低賃金の引き上げを促す運動が起こっていますよね。しかしながら企業の合意とか地域格差の是正とか課題がいろいろあるのも事実。
日本との物価の差
「日本より給料高いって言っても物価も高いんでしょ?」
全くその通りで、オーストラリアは日本よりも物価が高いです。
例えばシドニーは日本でいうところの東京のような場所。シドニーで外食をしようとレストランに入れば1回の食事で1,500円以上は普通にかかります。東京でも1,000円いくかいかないぐらいですよね。
さらにシドニーの中心部の家賃がこれまた高い上に最低賃金を下回る違法労働も珍しくありません。
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オーストラリアで稼ぎたいのなら
ぼくは運良くブリスベンという場所で時給22ドル以上の仕事をゲットすることができました。パブリックホリデー(祝日)には給与が倍になるダブルペイもあります。日本を出る前はシドニーに行くことを考えていましたが、いろいろ調べたりフィリピンの語学学校で情報収集する中で予定が変わっていきました。
オーストラリアで稼ぎたいのならとにかく環境を変え、いろんな人と出会いリアルタイムの声や情報を聞き、そのたびに柔軟かつ臨機応変に行動することがベストだと思います。
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さいごに
オーストラリアの法はここ最近めまぐるしく変化していますよね。ビジネスビザが廃止になったのもついこの前の出来事。
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労働者やワーホリメーカー、これからオーストラリアに渡豪しようと考えている人たちには変化に対応できる柔軟さと、新しい情報をいち早く手に入れることができるアンテナを常に張っていくことが求められていきそうです。