【テロ】オーストラリア旅客機爆破計画はなぜ未然に防ぐことができたのか。【IS】

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7月15日、シドニー発のエティハド航空機に簡易爆発物を仕掛けようとしていたが、保安検査場に行く前に計画は阻止された事件について。

 どうも、オーストラリア在住のミロク (@mirokurocloverZ) です。

今回の事件でいまぼくが住んでいるオーストラリアという国がテロ警戒レベルが上から3番目のProbableということを知りました。

このようなメールはなにか大きなイベント事があるとたまにケアンズ領事事務所からきます。

 

 

 

目次

 

 

 

テロ警戒レベル

Probableとは「ありそうな」「起こりそうな」という意味です。

最近、イギリスがテロ警戒レベルマックスのレベル5、Crisis「危機的」に引き上げてまたレベル4のSevere「深刻」に下げましたよね。ヨーロッパはオーストラリアに比べるとややテロの危険性が高いという印象です。

 

 

 

過激派組織の動き

今回のテロ計画の裏にイラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の影があります。

ISISの幹部から容疑者2人に簡易爆弾を作る部品が送られていたことがわかりました。

 

2人はオーストラリアで部品受け取る→簡易爆弾組み立てる→空港に持ち込もうとする→7月15日にシドニー空港のチェックインカウンターに搬入されるも未遂に終わる→シドニー各地で一斉に家宅捜査を行う→疑わしい装置発見→阻止

 

 

なぜ未然に防ぐことができたのか

爆発物は決してしょぼいものではなく、かなり高度で軍事級のものを使われていたそうで、商業用の食肉処理機に偽装されていました。

 

関係者は「なぜ荷物がチェックインできなかったかはいくつか憶測が流れている」「安全検査には全く近づいていないことはたしか」と言ってる。

 

さらに容疑者たちは毒ガスを機内にまく計画もあったと話しています。こわい。

 

 

もしこれが日本だったら?

日本の空港も保安検査場があり、荷物のチェックや液体のものは持ち込めなかったりある程度のテロ対策はなされていますが、今回のテロの矛先がもしも日本の空港だった場合未然に防ぐことができるのでしょうか。

2020年のオリンピックに向けてテロ対策もより一層強化していくことでしょう。万が一テロの計画があったときにはオーストラリアのように未然に防いで、計画を失敗に終わらせてほしいですね。

 

 

 

さいごに

オーストラリアに住んでいても日本人でこのニュースを知らない人がたまにいます。

いまオーストラリアの空港はどこも2時間前チェックインを呼びかけていて、テロに対して身構えている状況です。オーストラリア人のテロに対する警戒心は日本人よりはるかに強いなと感じます。

 

北朝鮮の動きとかいま日本にいる人たちはどう思っているんでしょうか。